RESEARCH

2023.4.13

各務博教授の論文がCancer Immunology Researchにon-lineで発表されました。

論文 CD4+ T-cell immunity in the peripheral blood correlates with response to anti-PD-1 therapy

担当 各務 博解良 恭一毛利 篤人山口 央三浦 雄西原 冬実片山 和紀

概要
この論文では、臨床試験を行って、血液中のCD62Llow CD4 T細胞の頻度と制御性T細胞の頻度を求め、アルゴリズム(特許査定)を用いて計算することにより免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体の効果を事前に判定できることを示しております。また、このCD62Llow CD4 T細胞の性質も詳しく調べました。さらに、同じアルゴリズムを使うと、500日以上という長期生存をする患者を予測できることもわかりました。以上より、治療方針の決定には、血液中のCD4 T細胞の状態をモニターすることが重要であると結論しました。
関連リンク
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31871122/
https://simc-thoracic-oncology.creating-inc.com/contact/